オリジナルのぼりの素材の種類とは

オリジナルのぼりの素材の種類とは

のぼりに使われる素材は多種多様でそれぞれに特徴があり、用途に合わせたオリジナルののぼりを作りたいときは、のぼりの素材選びも大切です。 当記事では、オリジナルのぼりの素材の特徴や、それぞれの素材がどのような用途に適しているのかを説明します。

のぼり旗に多く使われる素材はテトロンポンジです。テトロンポンジは軽く風になびき、色の裏抜けが良いため裏面から見たときものぼり旗の内容が見やすいためです。 オリジナルのぼり旗をはじめて作る方はテトロンポンジを選ぶと良いでしょう。

その他の素材は、のぼり旗の耐久性やデザインのイメージなど出したい機能によって選ぶことをおすすめします。

ポリエステル素材

重量 厚み 裏抜け 防炎加工
テトロンポンジ 約60g/m2 ※防炎なしの重さ 約0.14mm 良い 可能
テトロンツイル 約150g/m2 約0.27mm 薄い 不可
トロピカル 約100g/m2 約0.2mm 薄い 可能
トロマット 約160g/m2※防炎なしの重さ 約0.32mm 不可 可能

綿ののぼり素材

織り方 糸の太さ 厚み
金巾(かなきん) 平織り 30~40番単糸 約0.29mm
天竺(てんじく) 平織り 16~24番 約0.37mm

※金巾・天竺は、弊社では既製のぼり旗や既製のれんの用途で取り扱っております。金巾・天竺を使用したオリジナルのぼり旗は取り扱っておりません。

安くオリジナルのぼりを作りたい方には、テトロポンジがおすすめです。軽量で風に良くなびき、雨にぬれても乾きやすいため、のぼり旗に使いやすい素材です。 また、テトロポンジは安価なので、お試しでのぼりを作りたいときや大量生産時にも適しています。

発色が良く長持ちするのぼりを作りたい方には、テトロンツイルがおすすめです。テトロンツイルは糸の太さがテトロポンジの約2倍で耐久性が高く、テトロポンジの3~4倍長持ちすると言われます。

テトロンポンジより少し重いですが、風に良くなびき、発色が美しいうえに色あせにくい、という特徴があります。価格は少し高くなりますが、軽量で発色が良く長持ちするのぼりが欲しいときに適した素材です。

屋外に設置する大きなのぼり旗を作りたい方は、紅白幕や法被の素材にも使われるトロピカルがおすすめです。トロピカルは、糸の太さがテトロポンジの2倍ある丈夫な素材で、雨や強風といった悪天候への耐久性もあります。そのため、屋外設置を想定した幕や生地への耐久性が求められる大きな旗などの作成時に適しています。

トロピカルでオリジナルのぼり旗を作成頂く場合は、一度お見積りをさせていただきます。お気軽にご相談ください。

丈夫でマットな仕上がりののぼり旗を作成したい方にはトロマットがおすすめです。トロマットは糸の太さがトロピカルの2倍ある素材です。トロピカルよりも更に強度が上回り、光沢感もあります。 生地が重いため風になびきにくいですが、より印刷されたデザインを綺麗に仕上げたい方向けの素材です。

トロマットでオリジナル商品を作成頂く場合は、一度お見積りをさせていただきます。お気軽にご相談ください。

のぼりキングではオリジナルのぼり旗の素材としては取り扱っていませんが、和風にしたい、高級感があるのぼりを作りたいときは、綿素材の金巾(かなきん)、天竺(てんじく)も素材の候補です。

金巾(かなきん)

綿100%の薄めの素材です。テトロポンジよりも耐久性があると言われます。綿特有の風合いがあり和の雰囲気が出るため、神社やお寺ののぼりに良く使われる素材です。

天竺(てんじく)

金巾より少し厚手で耐久性があるため、大きなサイズの和風のぼりには天竺が適しています。ただし金巾と比較すると重量があり風になびきにくいので、屋内設置や出入り口にのれんなどの用途に適しています。 和食店の店舗や神社、大相撲、歌舞伎幟などに用いられることが多い素材です。